以前、軽自動車のメリットや魅力に関して書かせていただきました。
その記事はコチラ↓
今回は軽自動車のデメリットに関してです。
やはり、イイものにはそれだけデメリットもあります。そのメリット、デメリットが自分にとってどれほどのものかをしっかりと見極めることが大事ですね(・∀・)
安全性が不安
軽自動車を検討された方が一番最初に感じる不安がこの安全性に関してなのではないでしょうか。
あれだけ小さな車体です。大型車と衝突したとしたら・・・ひとたまりもありませんね。
車体が小さいだけではなく、最近の軽自動車は室内を広く作るためにボディ自体がとても薄くなっています。
ボディが薄く作られているので衝撃の際にも変形が大きいですよね。
また、普通車に比べて運転席の前(ボンネット部分)が短く設計されているので
正面衝突の際には運転席に直接衝撃が加わります。その衝撃で運転手が車外に放り出されてしまったなんてことも・・・∑(゚д゚;)
しかし、軽自動車もしっかりと製造時にしっかりと安全テストを行われています。衝撃に対する対応性などですね。
事故でグチャグチャになってしまった軽自動車をご覧になったことがありますか?実は、車体が変形することで衝撃を吸収してくれているんです。
運転席まで全てがなくなってしまったような事故は例外ですが、車体が変形し運転手への衝撃をやわらげてくれています。
もし、カッチカチの剛性に優れた車が存在したとします。ぶつかった、事故を起こしたくらいでは全然へこみません。
しかし、後部から追突された場合を想像してみてください。
ドンッという衝撃で運転手の体は大きく揺すぶられてしまいますよね?車体が全くへこまないのだから。
そこで、車体がグシャっとへこんでくれればその車体が衝撃を吸収してくれるので、運転手への衝撃はいくぶん減少できます。
車内が狭い
軽自動車のもう一つのデメリットとして車内の狭さが挙げられます。
最近の軽自動車は、昔に比べると室内空間が広く取られており狭さを感じさせないものもあります。
軽自動車の規格は
- 排気量660cc以下
- 全長3.4m以下
- 全幅1.48m以下
- 高さ2.0m以下
と定められているので、どうしても室内空間には限界があります。
大人4人乗車はなかなか難しいのではないでしょうか、ましてや荷物が多いお出かけなどは厳しいかと思います。
しかし、最近の軽自動車は考えられており
大人が座りやすいシート、足元空間、室内の高さなどが工夫されています。
普通車に比べると室内は狭く感じますが、後部座席の足元に大きなスペースが確保されている場合が多くあります。
昔の軽自動車では「正座するの?」なんて狭さでしたが、最近はそんなことはありません。
また、シート形状やタイヤの位置が考えられているので、トランクルームも十分な広さがあります。
そのため多少の荷物ならラクラク載せることが可能です。
しかも軽自動車はトランクが大きく開き過ぎないので、駐車場での荷物の出し入れも快適です♪
僕は軽自動車にチャイルドシートを乗せたりもしているんですが、
子供もしっかりと足を伸ばして座れているので、今のところは問題ないかなーなんて思っていますヽ(´-`)ノ
パワー不足
やはり660ccという排気量が故の非力さが出てしまいますね。
信号待ちからのスタート、広い国道だと流れに乗るためだけでもフルアクセル!なんてことも・・・。
特に高速道路の走行時は常に唸って走っているようなイメージがあります。
特に非力さを感じるのが坂道ではないかと思います。
坂道を登るとき、後続車の迷惑になっているんではないか・・・と感じるほど(-_-;)
自動車税の安さを考えるとこの排気量、パワーは我慢するべき点でしょうね。そもそもの排気量が違うんだから、普通車と張り合う必要なんてないし。
そんな非力さも楽しみましょう♪
・・・と言えない人がいるのも事実。
そんな方はターボ車を購入されることをオススメします。
ターボ車ならば、NAエンジン(ターボの付いていないエンジン)よりは格段に速いですし、坂道もわりとしっかり登ってくれます。
特別パワー不足でイライラするようなことは無いかもしれません。
でも、そんなターボ車にもデメリットが・・・
ターボ車のデメリット
まず、ガソリン代が多くかかります。
ターボはそれだけエンジンを回転させるので、それ相応のガソリンが必要になってきます。
燃費がよく、経済的だという理由で軽自動車を購入されるならこの高燃費は痛いポイントですね。
それに、ターボはエンジントラブルをよく聞きます。
ターボエンジンはそれだけ負担もかかるものなので、しっかりとしたメンテナンスが必要です。
オイル交換を怠ると、すぐにエンジンが弱ってしまいます。
長く乗るなら、しっかりとしたメンテナンスは必要ですね。
大人数での乗車に向いていない
これは、室内の狭さやパワー不足に起因する点なのですが
大人数での乗車にはハッキリいって向いていません。
いくら室内が広く設計されているといっても、やはり規格上の最大値なだけですので狭さは感じます。
大人4人での乗車などは足元、横幅ともにギュウギュウになってしまうんではないでしょうか(;゚д゚)ェ...
また、大人4人を乗せるとなるとそれなりの重量になってきます。
例えば60kgの大人4人が乗車したとすれば合計で240kgです。
普段は自分ひとりの運転で60kgだけだったのに、+180kgの重さが加わったとすると
それだけ走るのが大変になりますよね。
エンジンの回転数も普段よりは高回転になります。それも一時的なものではなく常に高回転で走行しなければなりません。
すると、自然と燃費は悪くなってしまいますよね・・・。
経済性を考えて軽自動車で遠出をしたとしても、予想外のガソリン代がかかるのでは元も子もありませんヽ(´-`)ノ
走行安定性に欠ける
軽自動車は多くの場合、箱型をしていますよね。
すると、普通車に比較し走行安定性が悪くなってしまいます。
箱型なので風の影響をモロに受けてしまい、横風に流されることもしばしばです。
箱型というと、「ミニバンも箱型じゃん」って思われるかもしれませんが、そこには重量の差があります。
ミニバンは軽自動車と比較し倍以上の重さがあります。
例として、
suzukiのアルトは重量が610kgです。
TOYOTAのアルファードは重量が2090kgです。
これだけの違いがあれば、それは風の影響も違ってきますよね。
値下がりしない
これは軽自動車の中古車を探された人は感じているかもしれませんが、中古でもなかなか値段が下がりません。
古い軽自動車に関しては別ですが、新しい軽自動車だと中古でも100万円を超える車両が多くあります。
その軽自動車の新車価格がそれほど高かったのか!と調べてみても130万円ほど・・・。
中古車になっても30万円ほどしか値下がりしていないんです!
そう思うと新車買っちゃったほうが得なんですかね(ll゚д゚)
経済面を考えて軽自動車を検討しているのに、最初の車体価格が高くつくんでは結局費用がかかってしまいますよね。
「経済的」というのは金額的な話なのでトータルの費用になるんじゃないかなーと思います。
いくら燃費がいい!税金が安い!保険料が安い!といっていても車体価格が高いんでは何も意味が無いんじゃないでしょうか(^^;
しかし、これは逆に言えば軽自動車は高く売れるってことです。
新しい型の軽自動車を購入してしばらく乗る。
そして子供が大きくなったタイミングで大きな車に乗り換えるとします。
その際に軽自動車を下取りとして出せばある程度の金額で買い取ってくれるかもしれません。
その他のコンパクトカーだと、下取り価格がほとんど付かないような状況でも軽自動車はしっかりと買い取ってくれるようです。
軽自動車の人気が分かりますね(*・ε・*)
中古車のお得な買い時に関してはコチラの記事で↓
デメリットはあるけれど・・・
軽自動車にもやはりデメリットはありますが、そのデメリットははたしてあなたにとってどれほどのものでしょう?
あなた目線での評価をしっかりとすることが大切かもしれませんね。人は皆同じ状況ではありませんから。
大人数で出かける人には軽自動車はオススメできないでしょう。
でも、近所への買い物によく出かける人にはオススメできます。
あなたはどうですか?