車の買取って様々な要素を考慮して買取額が決まりますよね。外装状態であったり、内装状態、装備品の有無やエンジンの状態・・・などなど。
しかし、そんな買取査定で査定額がプラスになるポイントが実はあります。今回はそんな買取がプラス査定になるポイントに関してです。
ポイントはいくつかあるのですが、ここでは
- ナビ、オーディオ
- オーナー数
- 装備品の状態
の3点に関してご説明します。その他のポイントに関してはこちら
ナビを確認
車を高く売るためにはまず内装状態をチェックしましょう。
内装装備に破損が無いかをチェックするのは当然ですが、汚れが付着していないかもチェックしましょう。内装は運転者も、同乗者もみんなの目に付く部分ですのでキレイな状態を保っていると査定額がアップしやすくなります。
車内装備、特にカーナビはしっかりと確認しておきましょう。
カーナビ、オーディオ、TVなどはオプション品として付属されている場合が多くなっています。その場合、ナビが装備されているだけで査定額が大きく上がる可能性があります。しっかりと動作確認を行いきれいな状態にしておきましょう。
社外品のナビは?
純正オプションとして付属しているナビがプラス査定になることは分かりましたが、社外品のナビはどうでしょう?社外品というと、後付されている部品ですのでなんだか査定額に影響しそうですよね?
実は、社外品のナビの場合はそのナビが付いていることによってプラス査定になる場合とマイナス査定になる場合があります。
社外品のナビが付いていたとしても、そのナビ自体が安物であったり簡易的なものであったりすると査定額が下がりやすくなります。安物のナビだとしっかりとした動作保証が取れませんし、簡易的なナビは装着する際に粘着テープを使用したりするため内装パネルに汚れが付着します。もしナビを取り外そうとしても粘着テープが残ってしまうので見た目が悪くなってしまいますね。
そのため、安物のナビ・簡易的なナビが付属している車は査定額が低くなりやすいです。
逆に、社外品であってもしっかりと更新機能がついているナビの場合は査定額がアップしやすくなります。道は常に新しくなっていますから、ナビにはしっかりとした更新機能が必要です。
DVDディスク更新型、メモリ更新型、自動更新型など様々な更新方法がありますが基本的に更新ソフトが販売されているナビの場合はプラス査定が期待できます。また、HDD付きナビだとさらにプラス査定が期待できますね。
また、高価なナビだったとしてもその取り付け方法によっては査定額が上がらない場合があります。
ナビはGPS情報による位置確認だけで動いているのではありません。「車速」と言われる車の走っているスピードを計測しながら現在位置を特定しています。GPS情報だけで取得する場合、タイムラグが生じますし、トンネルの中などに入ると通信が途絶えてしまいますね。その間はナビが機能しません。
しかし、車速をしっかりと計っているナビの場合は車の速度を計算して現在位置を補正してくれます。その結果、通常よりも正確なナビゲーションが可能になります。車速を計測するためには車の信号を拾うための専用の配線加工が必要となります。
しっかりと車速を拾っている状態のナビで買取査定に出したいですね。ナビが車速を計測しているのかは、トンネルに入ってみれば分かります。一度、調べてみると面白いかもしれませんね。
ナビなどの車内装備も大事ですが、車の匂いにも気を配るべきかもしれません。
オーナー数を確認
買取査定に出す際には、その車のオーナー数を確認しておきましょう。
オーナー数とは、何人の人がその車を乗り継いだのかという数字です。もし、新車で購入してあなただけが使用した車であればオーナー数は「1」となります。しかし、他に2人の人が乗っていた車をあなたが使用している場合、オーナー数は「3」となります。基本的にはオーナー数が少ない車のほうがプラス査定を期待できますね。
オーナー数が多いと言うことは、それだけ多くの人が使用した車と言うことですのであまり良い評価は得られません。誰が使用していたのかは分かりませんし、どのような使い方をされていたのかも分かりません。
オーナー数が確認できる際には買取査定に出す前にしっかりとオーナー数を確認しておきましょう。
オーナー数
オーナー数が多いと、前に使用していた人がしっかりと整備していたのか確認できませんよね?もし事故を起こして修理していた「事故車」状態だったとしても確認するすべがありません。
車は、その外装状態もそうですが、何よりもエンジンの状態が大事になります。エンジンが壊れていてはどんなにキレイな車でも動きませんからね。
そのエンジンをしっかりと元気な状態に保つためには日頃のメンテナンスが大切です。定期的なオイル交換、エレメント交換、バッテリーの確認、ベルト類の交換など整備をしっかりと行なっている車と、そうでない車。比較してみればその差は歴然です。車を購入すると考えてみれば、しっかりと整備されている車がいいですよね。
でもオーナー数が多い車はその確認すら出来ませんので、いくら走行距離が少なくても買取価格はマイナスになってしまいます。
逆に、オーナー数が少ない車、特にワンオーナー(オーナー数が1)の車は買取額がアップしやすくなります。
そのオーナーに聞けば車の状態や扱い方、整備状況までが把握できます。ワンオーナーと言うことはその車の新車時から乗り続けている車ですので、整備記録も残っている場合が多くあります。整備記録がしっかりと残っていれば「整備していますよ、調子がいいですよ」という証拠が出せますので、プラス査定が期待できますね。
車は人の手に渡るたびに、その前の状況が分からなくなってしまいますので、あなたが売りたい車がワンオーナー車である場合は整備記録や走行状態を提示してあげると高く買い取ってくれるかもしれません。
装備品の状態
車体の状態だけではなく装備品の状態も確認しておきましょう。ナビだけではなく、その他内装装備があると思います。ハンドルもそうですし、シフトノブ、ドアノブも。
細かい部分までしっかりと確認しましょう。エアコンの風は出るのか、車内灯は転倒するか、パワーウィンドウは全席機能するか、など。
プラス査定になるポイントをしっかりと抑えて、高価買取を目指しましょう。