車を購入した際には絶対的に必要な手続き、それが 名義変更 です。
名義変更って聞くと、なかなか難しい手続きのように感じますよね。車の登録変更をする手続きですからね。
たいていの場合は車屋さんに頼んで手続きをしてもらっているのではないでしょうか?
でも、車屋さんに手続き代行を頼むと代行手数料が発生してしまいますよね?
車を安く買ったのに余計なお金を払っているのでは・・・と思いませんか?
今回は軽自動車の名義変更方法と、その料金に関してです。
目次
実は超簡単!名義変更手続き
名義変更という名前だけで敬遠してしまっているお客さんも多いかもしれませんが、実は名義変更って 非常に簡単 な手続きなんです。
必要書類は限られていますし、いざ登録場所へ行けば手順が丁寧に説明されていますし
係りの人がしっかりと教えてくれます。
わからなかったらかかりの人に聞けば案内してくれますしね。
名義変更の手数料というのはほとんどかからないです。
かかるとしたらナンバーの発行手数料くらいですかね。
そんなこんなで僕は毎回、車を購入した際には自分で名義変更手続きを行っています。
軽自動車の名義変更手続きは、変更があった日から15日以内に申請、手続きをするようになっています。
軽自動車の名義変更
軽自動車の名義変更手続きの方法です。
実は、普通車と軽自動車では
- 名義変更を行う場所
- 名義変更に必要な書類
などが少し違うんですね。
軽自動車の名義変更手続きは基本的に 軽自動車協会 と呼ばれる軽自動車専門の場所で行います。
軽自動車の車検を行っている場所ですね。
普通車は陸運局で行いますが、軽自動車は管轄が違うのでお間違いなく。
軽自動車の名義変更に必要な書類
軽自動車の名義変更にはどういったものが必要なのでしょうか。
以下に必要な書類等を記載しています。
書類の名称 | 自分で用意するもの | 窓口で入手可能なもの | |
① | 新使用者の印鑑 | ● | |
② | 新旧所有者の印鑑 | ● | |
③ | 自動車検査証(車検証) | ● | |
④ | 使用者の住所を記載した書面 | ● | |
⑤ | ナンバープレート | ● | |
⑥ | 自動車検査賞記入申請書 軽第1号様式、または軽専用第1号様式 |
● | |
⑦ | 軽自動車税申告書 | ● | |
⑧ | 自動車取得税申告書 | ● |
必要書類に関して、説明していきましょう。
①新所有者の印鑑
新所有者(車を購入した場合はあなた)の印鑑が必要になります。
個人の場合は、認印か署名です。たいていの場合は署名ではなく印鑑なので、しっかりと印鑑を用意しておきましょう。
法人の場合は、代表者印か署名が必要になります。
こちらは、窓口に置いてあるものではないのでちゃんと準備していきましょう。
②新旧所有者の印鑑
こちらも、あなたが車を購入した場合は
新所有者=あなた
旧所有者=売った人
となり、双方の印鑑が必要です。
しかし、あなたが県外から車を買ったり、なかなか会えない人から車を購入した場合は
申請依頼書というものを発行し、その証明書に旧所有者の印鑑を押してもらえば大丈夫です。
何も2人で名義変更に行く必要は無いんですね。
たいていは売買の際に申請依頼書が付属しているので、その証明書を窓口で提示すれば通してもらえます。
③自動車検査証
これは分かりますよね。
車の車検証のことです。
購入した車にも絶対に付属しているものです。
もし見つからなかった場合は、買ったお店、人にしっかりと確認しましょう。
④使用者の住所を記載した書面
新所有者の住所を確認するための書類です。
個人の特定ならば、たいていは免許証や保険証で済ませるイメージがありますが
名義変更手続きはそう簡単にはいきません。
個人の場合
- 住民票の写し(マイナンバーが記載されていないもの)
- 印鑑証明書
- サイン証明書(氏名および住所が記載された大使館、もしくは領事館または官公署が発行したもの)
のうちいずれか1つが必要です。
一番取得しやすい書類は住民票かと思いますので、手続きの際には住民票の写しを持って行きましょう。
※いずれの書類も発行から3ヶ月以内のもののみ有効です。
法人の場合
- 商業登録謄本(または抄本)
- 登記事項証明書
- 印鑑証明書
のうちいずれか1つが必要です。
※いずれの書類も発行から3ヶ月以内のもののみ有効です。
このうちの書類が一つも取得できない人の場合は、公的機関が発行する
- 事業証明書
- 営業証明書
- 課税証明書
のうちいずれか1つが必要です。
※いずれの書類も発行から3ヶ月以内のもののみ有効です。
⑤ナンバープレート
こちらは、ご存知のとおり車のナンバープレートです。
ここでいう用意するナンバープレートとは、現在の車についているナンバープレートのことです。
自動車検査証(車検証)記載されている「使用の本拠の位置」の管轄が変更になるので、一度ナンバープレートを返却する必要があります。
ナンバープレートには自分の住んでいる地域の名前が入っていますよね?そこが変更になるためです。
しかし、使用の本拠の位置が変更されない場合はナンバープレートの返却は必要ありません。
現在のナンバープレートをそのまま使用することができます。
※ナンバープレートの変更時にはナンバープレート代金が必要になります。
⑥自動車検査賞記入申請書
こちらは、軽自動車協会の窓口へ行けば販売しています。
窓口で購入し、説明を受けて自分で記入をします。内容も簡単なので記入に手間取ることはないかと思います。
記入するテーブルには、見本が置いてあるのでその見本どおりに記入していけば間違いはありません。
⑦軽自動車税申告書
こちらの書類も窓口で入手することができます。
この書類は、車の譲渡を各都道府県の税事務所に対して申告するための書類です。
記入する際のテーブルに見本が置いてあるので、その見本のとおり記入していけば大丈夫です。
提出の際には、軽自動車協会に隣接している税事務所へ提出します。たいていの場合はそのまま繋がっているので何も迷うことは無いでしょう。
窓口におられる係りの人に聞けばしっかりと説明をしてくれるので、何も心配することはありません。
⑧自動車取得税申告書
こちらの書類も窓口で入手することができます。
こちらの書類も⑦と同じく、各都道府県に対して車の名義変更があったことを申告するための書類です。
窓口におられる係りの人に聞けばしっかりと説明をしてくれるので、何も心配することはありません。
名義変更の方法
さて、必要書類の準備ができたら名義変更を行ってみましょう。
1.書類準備
まず、先ほどの必要書類①~⑤を準備します。
住民票など、別の場所で取得が必要なものはしっかりと準備しておきましょう。
ナンバープレートは実際に車に付いたままだと思いますので、そのままで結構です。
2.軽自動車協会へ
お住まいの地域の 軽自動車協会 へ行きましょう。
軽自動車協会は、24時間対応ではありません。しっかりと対応時間を確認しておきましょう。
必要書類を持って軽自動車協会へ行きます。
3.窓口にて説明
軽自動車協会へ付いたら、まず窓口で名義変更をしに来た旨を説明しましょう。
ナンバープレートを変更する場合は返却を求められるので、ナンバープレートも返却しましょう。
すると、係りの人がしっかりと案内してくれると思います。
4.必要書類の記入
必要書類を受け取り、記入しましょう。
記入する際には、記入するためのテーブルが用意されていることがほとんどです。そのテーブルに記入の見本が置いてあると思いますので、その見本を見ながら間違わないように記入しましょう。
5.書類提出
書類を提出します。
すると、今度は税金関連の書類、⑦、⑧が渡されますのでその記入を行い税事務所に提出しましょう。
税事務所は軽自動車協会と隣接している場合がほとんどですので、そのまま提出できます。
6.ナンバーを受け取る
最後に、ナンバープレートを発行してもらって終了です。
ナンバープレートは無料ではないので、このときには1,500円~ほどの金額がかかります。
7.ナンバープレートを取り付けて終了
帰る前にちゃんとナンバープレートを装着しましょう。
これで、 名義変更が完了 です!
名義変更の料金
では、名義変更にはどれほどの料金がかかるのでしょうか?
軽自動車の場合は、
- 書類代金が35円
- ナンバープレート代金1,500円~
の費用で名義変更が可能です。
ナンバープレートの変更が無い場合は、さらに安くなりますよね。
これに住民票の手数料200円~がかかるだけなので、かなり安いですよね?
この金額なら、自分でしちゃったほうが良いと思いませんか?
必要なものは全て用意されているので、とっても簡単な手続きなんです!
皆さんも機会があれば、一度は自分で名義変更を行ってみてはいかがでしょうか?