インターネットでの買取査定を行ったことがある方は知っているかもしれませんが、インターネット買取を申請してすぐに買取金額が提示されますよね。あなたの車の今の状況、車検証情報を入力するだけで買い取り価格を提示してくれます。
しかし、実際に必ずその金額で買い取ってくれるとは限りません。
その金額よりも実際の買取額は下がってしまうことがあります。逆に、最初に提示された買取金額よりも実際の買取金額が上がることもあります。
なぜそのような差が出てしまうのでしょうか?それだけ聞くとなんだか詐欺のように感じますよね。最初には違う額を提示されるのですから・・・。しかし、その差にはしっかりとした理由があります。
車を高く売るために出来ることもあります。
実車確認ができていない
いくらインターネット買取査定の申請時に詳しく内容を入力したとしても、それは数字上の情報に過ぎませんよね。実際に買取業者が買い取るのはあなたが入力した数字ではなく、あなたが売りに出しているその車です。
そのため、実車確認を行わなければ正確な買取価格は提示できないのが現実です。
あなたが物を買うときのことを考えてみてください。中古品の服を買うとしましょう。
欲しい商品は決まっています。そこで、商品を調べると新品で5万円したジャケットが中古で2万円で販売されています。あなたに提示されている情報は
- 商品名
- 商品の大きさ
- 商品の製造された日にち
- 商品が使用された期間
- 使用用途
- 販売者が記入したキズの状態
だけだとします。
その状態であなたはジャケットに2万円の価値があると判断できるでしょうか?実際にジャケットは見ていません。写真も見ていません。あなたが見れるのは、販売者が入力した情報だけです。
きっと2万円の価値を確定することは出来ないでしょう。そのものに価値があるか判断するために、実際に商品を見てみたいと思うのではないでしょうか?車の買取査定もそれと同じです。
買取業者はあなたが入力した情報から、ある程度の価値は予想できますが正確な価格は提示できません。実際に車を見て、そのキズの状態、車体全体の状態を加味した上で正確な買取価格を提示してくれます。
中古車という状態を理解する
あなたの売ろうとしている車は、どれだけキレイだと言っても中古車であることに変わりありません。その車の「車種」、「年式」、「走行距離」だけでは正確な買取価格を決定できません。外装の塗装状態、キズの状態、エンジンの状態、内装のシートの状態を考慮して買取価格が決定されます。
中古というのは、誰かに使用された状態ですので新品、新車とは状態が違います。新車ならば同じ車種、同じグレード、同じ色ならば販売価格は同じですよね。でも中古車は使用されているので、状態が1台1台違います。ということは勝ちも1台1台違いますよね。
中古車とはそういったものです。いくら元の値段、新車価格が高かったとしても中古になった時点でその現物の価値しかありません。一度、人が使用して中古になった時点で価格がガクッと下がり、1台1台価値が変わってしまうことを理解しておきましょう。
インターネット査定は意味が無い?
となると、インターネット買取査定ってあまり意味が無いのでしょうか?
そうとは言えません。
よっぽどのことが無い限り、中古車買取業者が最初に提示した金額と実際の買取額に大きな差が開くことはありません。最初の時点でだいたいの買取価格はきまりますし、その最初の提示額のまま買い取ってくれる業者も多くいます。
また、インターネット買取査定を行ってみることであなたの車の現在の価格が分かります。
車を100%乗りつぶす人ならば、売るときのことは考えなくてもいいかもしれませんが、中古車として下取りに出し新しい車へ乗り換える人は、現在の車がある程度価値のあるときに売ったほうがお得ですよね。それだけ買取でお金がもらえますからね。次の車の資金にできます。
実際の販売店へ行って、現在の買取額を教えてもらうのは少しハードルが高いかもしれませんが、インターネットなら人と顔を合わす事もありませんので気軽ですよね。
現在の愛車の買取額を把握するためにインターネット買取査定を利用される方も多くいます。一度、確認してみると面白いかもしれませんね。