中古車買取の時に高く売る方法はたくさんありますが、まずは査定を受けなければ始まりませんね。
あなたの車が今どのような状態なのか、修理が必要な場所はあるのか、しっかりとチェックしなければ買取価格のつけようがありません。
でも、その査定の時って具体的にどこを見られているのでしょう?どこをチェックされているのか分からなければ対策のしようがないですよね。
そこで今回は中古車買取査定の時のチェクポイントに関してご紹介します。買取査定のチェックポイントを理解していれば、車を高く売ることに役立つだけではなく、日常の点検・メンテナンスにも役立ちますね。
車の外装について
まず、査定士が最初にチェクするのが車の外装状態ですね。外装といってもボディだけではないんです。ライトや窓などもチェックするポイントに入っていますよ。
外装のチェックポイントとしては
- ボディの状態
- 車体の色
- ライトの状態
- 社外パーツの有無
- 窓ガラスの状態
等がありますね。
外装は多くの人の目につくポイントですし、もしあなたが車を購入することを考えても最初にチェックするポイントなのではないでしょうか?
なんて人もいるくらいですからね。
ボディ状態
最初にチェックされるのがボディ状態でしょう。
- キズ、ヘコミはないか
- 未修理箇所はないか
- 色がくすんでいる、剥げている個所はないか
- 錆びている場所はないか
などの項目をチェックされています。
キズ、ヘコミの状態
キズやヘコミに関しては車を売るお客さんも気づいているかもしれませんが、色のくすみや錆びている個所までチェックしているお客さんは少ないのではないでしょうか?
車が古くなればなるほどそういった経年劣化のトラブルが発生します。そういった経年劣化を起こさないためにも日々のメンテナンスを心がけたいですね。
錆びている場合
車のボディは金属で成形されているので、どうしても年月が経つにつれて錆が発生します。定期的に洗車していたとしても錆が発生するのは止められません。
錆びを落とし、色を塗るというのは素人には難しい作業です。特に塗装は素人の作業では難しいですし、ムラが目立ちますので査定の際に査定額を大きく下げられてしまうポイントです。
そこで、錆が出ている場合には錆だけでも取っておきましょう。
ライトの状態
車にはさまざまなライトが付いていますよね。ヘッドライト、テールライトはすべての車に付属しているパーツですし、フォグランプがついている車も多いですよね。
査定の時にはライト類もチェックされています。
- ライトにひび、割れはないか
- ライトが切れていないか
- ライト表面がくすんでいないか
こういった項目をメインにチェックされます。
ライトのひび、割れ、球切れ
ライトが割れている状態、切れている状態では車検に通りません。割れているライトは新しいライトに交換するしかありませんね。交換は難しい作業ではないので、そこまで金額がかかることもないでしょう。
ライト切れを起こしている場合、整備不良となるので行動を走行することができません。ランプ類はカー用品店に売っていますし、最近ではホームセンターでも低価格で販売されていますね。
ライトのくすんでいる、曇っている
多くの方が見逃しがちな部分が最後のライトのくすみです。
車のライト、特にヘッドライトは経年劣化によって表面がくすんでしまうことがよくあります。これは、ライト表面の素材(プラスチック)が日光に含まれる紫外線によって劣化してしまうことが原因です。
ライトのくすみを取るための「コンパウンド」と呼ばれる研磨剤がカー用品店やホームセンターで販売されています。500円~1,000円ほどで購入できるものなので、ヘッドライト表面がくすんでいる、曇っている車の場合はコンパウンドで対処しましょう。
ここで注意なんですが、コンパウンドで磨くだけではヘッドライトがまたすぐに曇ってしまうんです。そこで、曇り防止のコーティングを同時に行いましょう。これもコンパウンドと同じ場所で販売されているはずです。
ライトがきれいになっていると、車の顔がきれいになったように見えます。ピカッと輝いたヘッドライトは「メンテナンスされている感」が出るのでお勧めですよ。
窓の状態
外装を気にするならば、窓もしっかりとチェックしておきましょう。
フロントガラスは視界に影響するのできれいに保っておくのはもちろんですが、運転席や助手席などドアの窓も注意して確認しましょう。
- ガラスのひび割れ
- 飛び石によるキズ
- 洗車汚れ(水あか)
- 内側のたばこヤニ
などはチェックされているポイントです。
フロントガラスのひび、割れ
フロントガラスが割れている状態では車検に通りません。そういった車は査定額をガクッと下げられてしまいますので、最初に交渉しましょう。
フロントガラスのキズ修理というとガラス交換をする方法がメジャーですが、ガラス交換はかなり高額な修理になりますよね。
そこで、最近ではガラスのキズ修理キットというものが販売されています。大きな割れを補修することはできませんが、飛び石などの小さな傷であればそのキットで修復することが可能です。修理費用も低価格におさめることができるのでオススメですよ。
洗車汚れ、水垢が付いている場合
どれだけボディをきれいに洗車していても窓に水垢がこびりついている場合がありますね。洗車の際に窓の水を最後まで拭き取らなかったことが原因です。
カー用品店やホームセンターに窓ガラスの水垢を落とす洗剤が販売されています。普通の洗車シャンプーのようなものから、研磨剤で落とすタイプのものまで様々なものが販売されています。
水垢が気になる場合にはそういったもので除去しておくことが望ましいですね。
タバコのヤニが付いている場合
喫煙者の方に当てはまるポイントとしてタバコのヤニがあげられますね。
僕も愛煙家なのですが、車の運転中にタバコを吸う機会がどうしても多くなってしまうんですよね。どれだけ窓を開けて走っていても煙は車内を滞留します。
となると、窓にタバコのヤニが付着してしまうんですね。喫煙者はあまり気づかないのかもしれませんが、窓が少し曇ったような状態になっていると思います。
若干べた付くこともありますし、非喫煙者からしてみればかなり不快なものですよね。
そこで喫煙者の場合、査定の前に窓の内側も掃除しましょう。一般的な中性洗剤をぞうきんに含ませて拭くだけで、かなりきれいになりますよ。ドラッグストアには専用の洗剤も売っているので専用洗剤を使ってもいいですね。
車の内装に関して
車を購入するときって外装に目が行きやすくなりますが、実は査定士は車の内装を特にチェックしているんですよ!外装よりもッ重要視してチェックしている査定士もいるくらいです。
外装の場合はキスが入っている場所でも部品を交換することができますが、内装はそう簡単にはいきません。多くの部分の素材が布や皮になっているので、部分的な補修が難しいんですね。
内装の査定ポイントというと
- シートやパネルのキズ
- シートやパネル、マットの汚れ
- 車内の匂い
- オーディオ類の有無
等ですね。
内装を修復するためには基本的に全体を丸ごと交換するしかないんです。部分的なパーツ代だけではなく交換の手間もかかるので修理費用は外装よりも高額になりがちです。
そのため、買取の査定士は外装よりも内装を細かくチェックし査定額に大きく反映する人が多いんですね。
車内のにおいに関してはこちらの記事が人気です。
そんな内装のチェックポイントも見ていきましょう。
シートの状態
一番最初に目が行くのが車のシートですよね。人が座る部分ですので細かくチェックされます。
- シートの破れ
- 色褪せ
- 擦れ
- シミ
などが重点的にチェックされます。
シートが破れている場合
シートの破れは正直、どうすることもできません。その場で補修することも難しいですし、素人ができる対処法は行わないほうが賢明です。余計に見た目が悪くなってしまうパターンがほとんどですからね。
そこで、シートのトラブルを防止するため日ごろからシートカバーを装着しておくようにしましょう。シートカバーを装着しておくことでその他のトラブルも防ぐことができます。
色褪せ、擦れがある場合
色褪せや擦れなども修復することは難しいです。掃除だけをしっかりといておき、査定士の方には説明をしましょう。
シミがある場合
シミが付いているシートは、シミ取りを行ってみましょう。
重曹を水で溶き、スプレーボトルでシートへ吹きかけます。その後、固く絞ったぞうきんやタオルでバンバンと叩きながらシミを取っていきましょう。
重曹には汚れを浮かせる働きがあるので、シートのシミを表へ抜き出すことができます。ぞうきんやタオルで叩きながら汚れを拭き取ることで、シミを広げてしまうことを防げます。
内装パネルの状態
車の内装には、パネルがついていますよね。ハンドル回りはもちろん、コンソール部分にもパネルは付いていますし、ドアにもパネルが付いていますね。
よく手が触れる場所なので、内装パネルを重点的にチェックしている査定士さんもおられます。
- パネルのひび、割れ
- シミ、汚れ
- 黒ずみ
などはしっかりと確認しておきましょう。
ひび、割れがある場合
パネルのひびや割れは補修することが難しいので、パネルを交換するしかありません。車屋さん(メーカー、ディーラー)で部品を引いてもらい、交換するのが確実ですね。
しかし、交換したところでどこまで査定額がアップするかはわかりませんよね。もしかすると査定額のアップ額よりも修理費用のほうが高くついてしまうかもしれません。
そこで、最初は割れていたとしてもそのまま査定をお願いしてみましょう。査定士さんに
と正直に聞いてしまうのが確実ですね。自分で金額を予想しているだけでは損してしまう可能性もあるので、まずは査定士さんに聞いてみるのも手ですね。
シミが付いてる場合
パネルにシミや汚れが付いている場合にはしっかりと掃除しておきましょう。
まずはパネルの素材を確認します。たいていの場合はプラスチック製だと思いますが、なかにはパネルに皮を被せてあるものもあります。
プラスチック製の場合には中性洗剤を含んだぞうきんでゴシゴシと拭き取りましょう。たいていの汚れやシミは洗剤で落ちるでしょう。
しかし、革製品の場合には皮専用の洗剤を使用しましょう。ホームセンターで販売されているような皮の汚れ落とし洗剤を使用することでたいていの汚れは落とすことができますね。
黒ずみがある場合
パネルに黒ずみがある場合には少し注意しましょう。
黒ずみが手垢などの汚れの場合は中性洗剤を使用することで汚れを落とすことができます。ゴシゴシと拭き取ることで汚れが落ちるでしょう。
しかし、中にはパネル自体が変色してしまい黒ずんでいる場合もあります。その場合、プラスチックや皮が痛んでいることが原因ですので、洗剤でゴシゴシと擦ると余計に黒ずみがひどくなってしまうこともあるんです。
プラスチックや皮が痛んでいる場合にはパーツを交換するしかありません。交換するべきかどうかは車の販売店が決めることですので、無理やり擦ることは避けましょうね。
フロアマットの状態
フロアマットは一番汚れやすい部分かもしれません。
たいていの車は人が土足で乗り込みますよね。靴の汚れ、土がフロアマットに浸透しています。また、運転席はよくかかとが擦れる部分なのでマット自体が痛みますよね。
- フロアマットの汚れ
- 隙間の泥、砂
- 擦れ
などを確認しておきましょう。
汚れている場合
フロアマットが汚れている場合には、まずフロアマットを外してみましょう。外してみると汚れている場所、汚れの度合いがよくわかりますよ。
マットは布製の場合がほとんどだと思いますので、そのまま水洗いしておきましょう。洗剤とブラシを使って擦り洗いすると効果的かもしれませんね。
ただ、洗ったマットを干すときには注意しましょう。日光に当たりすぎると変色、変形する場合もあるので日陰で陰干しするようにしましょうね。
また、陰干しでもしっかりと完全に乾かしてから車に装着しましょう。普段は日に当たりにくい場所ですので、湿ったまま放置されてしまうとすぐにカビが発生します。せっかく洗ったのにカビだらけになってしまっては元も子もありませんからね。
砂や泥がひどい場合
フロアマットに砂や泥が付いている場合は、布団たたきのようにバンバンと汚れを叩き落すといいですね。
下手に水をかけてしまうと、落ちるはずの汚れがマットの繊維に入り込んでしまいます。一度中まで入り込んだ泥は、繊維に絡まってしまいなかなか取り出せないので注意しましょう。
擦れがひどい、破れている場合
擦れがひどいマット、特に運転席はかかとが付く部分の擦れが目立つと思います。
フロアマットの擦れは、どうすることもできません。擦れた繊維を復活させることは難しいですし、切れてしまっている場所はどうすることもできません。
そのような場合にはそのままにして査定士さんにチェックしてもらいましょう。安くフロアマットが販売されているのならば購入してフロアマットを交換しても良いかもしれません。しかし、フロアマットもけっこう高いものですので、無理して購入する必要はありません。
このようなトラブルを避けるためにもフロアマットにはカバーを付けておくと良いかもしれませんね。ホームセンターでも販売されていますが、比較的低価格で販売されているのでなるべく早めに対処しておくべきかもしれません。
エンジンに関して
車の心臓といえばエンジンですね。どれだけきれいな車でもエンジンに不具合があるような状態では走行することができません。
一番大事な部分ですので、査定士さんも慎重にチェックされます。簡単なエンジンの始動から、エンジンの音、ギアを入れた時の挙動まで細かくチェックされます。
その他
- 動力、駆動系の状態
- プラグなど電気系の状態
- カスタム、改造の有無
- バッテリー状態
- コーションプレート
などもチェックされます。
エンジンといっても本来のエンジンだけではなく、その他の付属品に関してもチェックされているんです。車は繊細なものですので、どこかに不具合があると他の不具合を誘発するケースもありますからね。
基本的にエンジンに不具合がある場合は査定額が大きく下がりますので、日々のメンテナンスを心がけましょう。
エンジン本体の状態
車によってエンジン音は違いますよね。軽自動車は車の鉄板が薄いのでエンジン音が大きく聞こえている場合もあります。
普通車であっても、年式の古い車はエンジン音がうるさいですよね。それだけ劣化しているエンジンかといわれると、そうも言いきれません。もともと騒音性の高いタイプのエンジンもありますからね。
車のエンジンをチェックするときには
- エンジン始動、Pレンジ入っている時の音
- ギアをPからDに入れた時の音、動き
- アクセルを踏み込んだ時の音
- エンジンオイルの量
などを確認しておきましょう。
エンジン始動時に異変がある場合
エンジン始動時、またギアがPレンジに入っているときに大きな音を出すエンジンがありますね。
これはエンジン自体の劣化も原因ですが、ブルブルと震えながら大きな音を出す時があります。そういった場合はエンジン本体よりもエンジンマウントが劣化している可能性があります。
エンジンマウントとは、エンジンを支えているゴム製の部品です。ゴム製なので経年劣化するんです。やせ細ったゴムではエンジンの衝撃を吸収することができないので車内までブルブルといった音が響いてしまうんですね。
この場合、手っ取り早い解決法は車屋さんでエンジンマウントのゴムを交換してもらうことですね。そこまで高い部品ではないので、しっかりと交換しておいたほうがいいかもしれません。
査定額に大きく影響するので、修理したほうが賢いケースが多くあります。
ギアチェンジをした時に異変がある場合
ギアをDレンジに入れた時に大きな音を出すエンジンもありますね。
そういったエンジンはエンジンとミッションのつなぎに不具合が出ている可能性があります。エンジンと駆動系を上手に繋ぎこむことができていないので大きな騒音を立ててしまいます。
査定の際にそういった状態が発見されると最悪の場合、故障車と言われてしまうケースがあります。
高く売ることを目的にしているならば車屋さんで修理してもらいましょう。修理してもらう前に修理費の見積もりを出してもらい、買取査定額と照らし合わしてみるといいかもしれませんね。査定士の方に相談してみましょう。
アクセルの調子がおかしい場合
アクセルを踏み込んだ時にブオォーと大きな騒音を立てる車もあります。
このような症状がある場合、完全にエンジンが劣化している可能性があります。エンジンが劣化しているのではどうしようもありませんので、まずは車屋さんで点検してもらいましょう。不具合が見つかれば、その時に考えるのがいいかもしれませんね。
アクセルを踏み込んだ時に、発進が少し遅れるケースもありますね。踏み込んだのに少し遅れてグイッと発信するパターンです。
それは、アクセルワイヤーに問題があるかもしれません。車のアクセルはワイヤーを引っ張ることで調整しています。そのワイヤーがたるんでいる場合は反応が遅れる可能性もありますね。
※新しい車はアクセルワイヤーではなくセンサーになっているので、アクセルが遅れる場合は大きな問題が発生している可能性もあります。車屋さんで点検してもらいましょう。
エンジンオイルを交換してない場合
エンジンは音だけではなく、基本的なエンジンオイルも確認しておきましょう。査定士の方の中にはエンジンオイルの量や状態をチェックされる方もいますよ。
エンジンオイルは交換を怠るとドロドロに固まってしまうんです。そのような状態ではエンジンの潤滑性能が低くなってしまいますので、エンジンに悪影響を与えます。
3,000km~5,000km走行するごとにしっかりとオイル交換をしましょうね。オイル交換は車屋さんやガソリンスタンドで行ってもらえます。
ブレーキなどのオイル状態
エンジンルームを見たことのある方は気づいているかもしれませんが、車はエンジンだけで動いているのではありませんね。
ブレーキも必要ですし、ハンドルを動かす機能も必要です。エアコンも必要ですね。そういったパーツもしっかりとチェックされているんです。
- ブレーキオイルの量が減っていないか
- パワステオイルの量が減っていないか
- エアコンに問題はないか
- エアフィルターは清掃されているか
などがチェックポイントになりますね。
ブレーキオイル、パワステオイルの状態
車のブレーキは、ペダルを踏むことで反応していますね。しかし、実は油圧の力でブレーキがかかっているんです。そのためのブレーキオイルがエンジンルーム内で確認できます。
ブレーキオイルはあまり交換することがないかもしれませんね。エンジンオイルほど一般的ではないのでチェックしたことがない人もいるかもしれません。
しかし、査定の際にはそういったオイルもチェックされています。定期的にメンテナンスを行っている車の場合、ブレーキオイルに問題が生じることはあまりありませんので安心してください。
パワステオイルの量も確認ポイントですね。
こちらもブレーキオイルと同じくあまりチェックすることはないかもしれませんが、定期的なメンテナンスを行っていれば問題はないでしょう。
もし、オイル量が規定量まで入っていないようであれば車屋さんかガソリンスタンドへ行き、オイルチェックをしてもらうといいかもしれませんね。
エアコンの状態
エアコンもチェックされるポイントです。
車の内側からチェックされるのはもちろん、エンジンルームからもエアコンがチェックされています。
エアコン本体をチェックするというよりはエアコンホースの劣化や、ベルト類の劣化具合を確認されます。ゴム製のものが多いので、何もメンテナンスをしていない状態ではひび割れしたりしているかもしれません。
エアコンに関しても車屋さん、ガソリンスタンドどちらでも対応してもらえます。エアコンチェックとガスチェックをしてもらうと査定の時にトラブルが発生しずらいですね。
エアコンが正常に作動するかどうかは査定に大きくかかわるポイントです。しっかりとチェックしておきましょうね。
エアフィルターの状態
エンジンルームには、空気を取り込むためのフィルターがあるのをご存知ですか?
エンジンは、ガソリンと空気を混合させて爆発させています。そのための空気を取り込む装置が付いているんですね。その装置にはフィルターが付いています。
フィルターの手入れがされていないということは、エンジン内部に汚い空気を取り込んでいるということになります。そのような状態では、エンジン状態が良好とは言えませんね。
エンジンの状態をチェックするための一つのポイントになるので、エアフィルターをチェックされる査定士さんはいますよ。しっかりと掃除しておきましょう。
走行距離に関して
車は年式が経つにつれて劣化するものですよね。さらに、使用されればされるほど劣化するものでもあります。
車はほとんどのパーツが金属で構成されています。そのため、使用されればされるほど金属疲労が起きるんです。
※金属疲労とは、金属が同じ動きを繰り返すことでやせ細って弱くなること。強度がなくなること。
走行距離が多いということは、それだけたくさん使用されたということですよね。たくさん使用されている車と、まだあまり使用されていない車であればどちらが欲しいですか?
同じ値段であればなるべく使用されていない車を購入したいですよね。ということは多く使用されている車、走行距離が多い車は査定額が低くなるのは当然ですね。
平均走行距離を確認
一般的に、軽自動車の年間走行距離は8,000km前後と言われています。また、普通車の場合は10,000㎞が年間の平均走行距離と言われています。
あくまでも目安の走行距離になりますが、あなたが売りたい車の年式から計算してみて走行距離が多いかどうかは判断できますね。
10年落ちの普通車の場合であれば、走行距離が10万kmを超えていれば走行距離が多い車体。10万km以下の走行距離であれば走行距離が少ない車体と言えるかもしれませんね。
ただ、走行距離が少なければ少ないだけ良いとも言えないんです。
走行方法も確認
走行距離というのは、使用された距離を表しますよね。車の使用度を表す指標になります。
しかし、同じ走行距離でも車の使用方法によって劣化スピードは様々です。
急発進、急ブレーキ、急ハンドルなど急運転を繰り返している車かどうかもチェックされているんですよ。
と思われるかもしれませんね。
その状態は、タイヤの減り方を見ればわかってしまうんです。
急発進、急ブレーキを繰り返している車体の場合、タイヤのある一部だけがすり減っていることがあります。スリップサインの深さはすべての面で均等になるはずなのに、一部だけタイヤの減りが早かったりするんです。
また、急ハンドルを繰り返している車両の場合は、タイヤの側面近くが削れているケースもあります。タイヤをグリっとひねった状態で走行しているので、ブロックの側面が設置したまま走ってしまうんですね。そのような場合は側面が消しゴムのように削れたりしています。
このように、タイヤをチェックされるだけで査定士さんは運転の方法を予測できてしまうんです。あまり荒い運転はしないようにしましょうね。査定額を下げる原因になりますよ。
中古車の査定ポイントはある程度限られている
こうやって考えてみると、中古車査定のポイントってたくさんありますがある程度限られているんですね。
車というのは車種によって形に違いはありますが、そもそも車を構成している部品はどれも同じなのでチェックするのはそういったポイントになります。平等に査定する必要がありますからね。
査定のチェックポイントが限られているからこそ、そのポイントを把握して車を高く買い取ってもらいましょう。