車を売る場合は、できれば高く買い取ってもらいたいですよね?高く買い取ってもらえればそれだけ次の車のための資金ができますし、それ以外の欲しいものも買えるかもしれません。
では、どうすれば車を高く買い取ってもらえるのでしょう?その答えは2通りです。
- 車の価値を下げないように扱う
- 高く買い取ってもらえる場所へ売る
車を高く買い取ってもらうためにはこの2通りの方法しかありません。
愛車の価値を下げないように扱う
まず、車を高く売りたいのならば日頃から価値が下がらないような扱い方をしましょう。そうすれば、その車の価値は他の同車種よりも高いものとなるでしょう。
では、車の価値を下げないためにはどういったことに気を配ればいいのでしょうか?
こまめに洗車を行う
これは基本ですが、洗車はこまめに行いましょう。出来れば2週間に1度、月に1度は洗車が出来るといいですね。
洗車と言っても、洗車機に入れるのは極力避けたほうがいいでしょう。
洗車機は固いゴムで車体を叩いて洗っていくので、車体にキズが付くことがあります。洗車機では洗剤を使って洗車してくれますが、なかなか全ての泡を洗い落とせていないことがあります。泡が車体に残ったまま乾燥させてしまうとその場所がシミになってしまい、車体に跡が残ります。そういったシミはなかなか取れませんので注意しましょう。
そのため、洗車をするならばできるだけ手洗いで洗いましょう。シャンプーで洗うだけではなく、出来ればカーワックスを使用するといいでしょう。
カーワックスは車のボディをキレイに保ってくれるだけではなく、車に皮膜を形成するので汚れが付きにくくなります。しっかりとワックス洗車されている車は雨の日でも水をはじきますし、汚れが付いたとしてもすぐに洗い落とせます。
カーワックスは固形のものが多く売られていますが、固形ワックスの施工が面倒だという方は液体ワックスを使用しましょう。固形のほうが効果は高いですが、使用しないよりは液体ワックスを使用したほうが車をキレイに保てます。
それでも洗車を行うのが面倒だという方はガソリンスタンドの手洗い洗車を利用するといいでしょう。
ガソリンスタンドは洗車機だけではなく、手洗い洗車を行ってくれる場所もあります。手洗い洗車とはその文字通りガソリンスタンドのスタッフの方が手洗いで車を洗ってくれます。そのため、普段ではなかなか気づけない場所まできれいに洗ってもらえますし、しっかりと撥水加工もしてもらえます。
普通の洗車よりは多少値が張りますが、自分で洗うのが面倒な人はガソリンスタンドの手洗い洗車を利用しましょう。
何より、こまめに洗車するというのは車を常にキレイな状態に保ち、汚れにくい状態にするためです。
車内をキレイに保つ
これは洗車と同じくらい大切なことです。車の査定を行ってもらうときには査定士の方が車の中に乗車して査定をする場合が多くあります。
そのときに査定士の方は車の走行距離やエンジンの音に関してチェックしていることがほとんどですが、まず最初に目に付くのは車の内装状態です。車の内装状態もしっかりと査定ポイントに入っていますのでチェックされます。
車のシートに汚れがあったり、内装パネルに亀裂があったり、タバコのこげ跡があったりすると当然の事ながら査定額は下がります。
車の内装は、車を使用していれば自然と汚れてしまうものです。ホコリがかぶる場所があるでしょうし、カーペットには靴の汚れが付着します。お子さんがいる方は、お子さんがお菓子をこぼしているかもしれませんね。そういった使用に伴う汚れはしょうがないものですが、定期的に車内をチェックしていれば気付けます。
汚れに気付いたときにはさっと掃除してあげましょう。また、その掃除を習慣化することで車の内装をよりキレイに保てるかもしれませんね。
掃除の仕方としては、内装パネル類は固く絞った濡れタオルで拭いてあげましょう。あまり水分の多い状態だとパネルの隙間に水が入り込んでしまうのでしっかりと絞ったものを使用しましょう。
次にシートですが、シートは拭き掃除はせずにできれば掃除機を使用しましょう。家庭用のものでかまいませんので、コードを伸ばして車のところまで持ってきましょう。シートの表面だけではなく、隙間もノズルを使用して掃除してあげると効果的かもしれませんね。
カーペットは一度取り外して外に出し、叩いてあげましょう。布団たたきのような要領でパンパンと叩いてあげれば隙間に入っていた砂利も取り除けますし、ホコリも払えます。
車の内装は何も見た目だけではありません。その匂いにも注意しましょう。
修理点検は定期的に行う
先の2点は車をキレイに保つための方法でしたが、次は車を常に安全に保つためのポイントです。
車は消耗品の塊で出来ているといっても過言ではありません。エンジン、足回り、ライト・・・どの部品をとってみても使用するたびに消耗している場所があります。
ライトの不点灯などは目視で確認できる場所かもしれませんが、エンジンの状態、足回りの状態などは素人目では確認できませんよね。
エンジンなんて消耗しているの?と思われるかもしれません。しかし、エンジンにしろ足回りの部品にしろほとんど全ての部品が金属で形成されています。
金属と金属が擦りあわされる部品もあります。金属同士が擦りあっていると、どうしてもその接触面が削れてしまいますよね。削れないような工夫はされていますが月日が経てばその場所が減ってしまうこともあります。
また、金属で出来てるものには金属疲労といった現象があります。金属が毎回同じ運動を繰り返していると、その動きによって金属自体が弱ってしまいます。弱った金属は強度が無くなりいきなり破損してしまうこともあります。
少し怖い話でしたが、そんな破損事故を無くすためにもしっかりと修理点検を行いましょう。
修理点検は自分では行えない場所が多くありますので、車の整備工場、またはガソリンスタンドで行ってもらいましょう。いきなり点検を行ってもらうのはハードルが高いかもしれませんが、整備工場は車の整備を行うための場所です。ですので気負いせずに点検をお願いしてみましょうね。
車を常に安全な状態に保っていることで、欠陥がなくなりますので査定額が大きく上がる可能性があります。
改造は行わない
これは修理点検で安全を確保する上で当然のことですが、車の改造は行わないようにしましょう。
車はその動作や強度などを計算されて設計されています。改造を行うということはその設計を崩す行為に当たります。しっかりと設計されていて完成されているからこそ安全な乗り物ですが、その安全性が損なわれた状態で走行していたらどうでしょうか・・・?
改造を行っていたせいで故障してしまったり思わぬ事故を起こしてしまうこともあります。そういったもったいない損害を受けないためにも車の改造は行わないようにしましょう。
また、改造を行う際にボディに加工を施す場合があるでしょう。一度加工されてしまったボディはそれだけで純正の状態とは呼べなくなります。
車が改造されているだけで査定額がガクッと下がってしまうことも多くあります。査定額を高くしたいならば車の改造は行わないでおきましょう。
整備記録・保証書を保管する
車を定期的に整備してもらっている場合、整備記録書や保証書が渡されると思います。特にディーラーで整備をお願いしている場合はディーラーの整備記録という書類が発行されます。
その整備記録にはそれまでに修理してきた箇所、交換した箇所が細かく記載されています。しっかりと整備されている、修理されている記録が残っていれば故障や破損したことはマイナス査定にはなりにくいです。
特にリコールが発生している車体などの場合は、その箇所を修理したという証拠をしっかりと保管しておきましょう。
整備記録があるということは、それだけ車をしっかりと管理していた証拠にもなるので、整備記録書が無いオーナーさんはディーラーで確認してもらい整備記録書を発行してもらいましょう。