車には車検という制度がありますよね。
乗用車の場合、軽自動車・普通自動車に関わらず車検は2年に一度訪れます。
車検はそれなりの費用がかかるものです。
軽自動車であっても5万円程度は掛かりますし、普通車の場合は10万円を超える場合もありますよね。
それだけの費用がかかるものなので、車検を取得している車は査定額も大きく上がりそうだと思いませんか?
車検の残期間
車検は普通車の場合は2年に1度受けることが義務付けられています。
車を売るということは、今まで使用していた車を売却するわけですから車検が残っている場合が多くなりますよね。
残り期間が3ヶ月であったり、6ヶ月であったり、1年であったり、それ以上の場合も。
2年に1度の検査なので、その残り期間を月数で割った金額が上乗せされるのでしょうか?
決してそういう計算ではありません。
車の査定額が上がるのはたいていの場合、車検期間が1年以上残っている場合です。
それ以下の場合はそこまで査定額のアップは望めません。
なぜ1年なのか?
なぜ車検の残期間が1年以上あると査定額が上がりやすいのでしょう?これは、車を買い取った車屋さんがどうやって車を売るのかを考えてみれば分かりやすいかと思います。
車屋さんは買い取った車を在庫として確保しておきます。買い取ってすぐに売れるわけではないんですね。
買い取った後は、売られるまでその車屋さんが維持することになります。
車を買う場合は車検が残っていたほうが嬉しいですよね?買った車がすぐ車検だと二重に費用が掛かってしまいます。
そのため、車屋さんも車検が残っている状態で売却したいと考えます。
ということは、車検期間が長く残っているほうがいいんですね。
在庫車両として売れずに残っていても車検を受ける必要はありませんからね。
買取から、売れるまで
車屋さんが車を買い取ってから、次のお客さんに売るまでどれくらいの期間がかかると思いますか?
たいていの場合、半年程は車屋さんの在庫として残っています。
これは車屋さんの規模、売り方にもよりますがたいていの場合は4ヶ月から半年ほどは在庫車両として店頭に並びます。
中には1年ほど在庫車両として置いておかれる車両もあります。
ということは、1年ほど車検が残っている状態でなければ車屋さんの在庫状態で車検を受けなければいけなくなりますよね。
車屋さんからしてみれば、売れていない車が車検を受けるのでそれだけ損をすることになります。
そのため、車検の残り期間が1年以上残っている車は買取査定額が高くなるんですね。
売る前に車検を受けたほうがいいの?
1年以上車検が残っていると査定額が上がるのならば、車検算期間が短い車を売却する場合は売る前に車検を取得してから売却したほうがいいのでしょうか?
そうとは言えません!
最初に説明したとおり、車検を受けるためにはそれなりの費用が発生します。その金額をあなたが負担しなければいけません。
実際問題、10万円をかけて車検を取得したとしてそれだけ査定額が上がるのかといえば・・・
そこまで大きく査定額が上がることはありません。せいぜい5万円がいいところでしょう。
というのも、その車を買い取るのは車屋さんですのであなたとは違い自分で車検が行えるんですね。
悪いところは自分で整備し、検査ラインを通せるので比較的安く車検を受けることができます。そんな状況なのに、一般人が取得する際の車検費用と同じ額は払えませんよね。
結果、車検が残り少なかったとしても車検を取得してから売却することは避けるべきです。
もし気になるならば、最初の段階で車検の残期間を説明し
「今、車検の残り期間が短いんですが、車検2年状態で売却するといくらアップしますか?」
と聞いてみるといいかもしれませんね。
結局のところ、その金額が重要ですので最初に聞いちゃいましょう!
その金額によって車検を受けるのか、受けずにそのまま売却するのかを判断しましょう。
「車屋さんにそんなこと聞けない!」
という方はインターネット買取業者に一度、査定をお願いしてみるといいかもしれませんね。
インターネット買取業者なら、買い取り専門の業者もいますのでしっかりと答えてくれます。